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「兄ちゃん、恋人くらい作りなよ!!」
「そうだよ、お兄ちゃん…」
綾香と綾乃は心配そうに俺を見上げている
「んなんいらねぇよ…」
いつものように適当にあしらい、パソコン画面に目を向ける
「兄ちゃん!!私たちはいるんだよ!?」
知らなかった…いつのまに出来たんだろ…
「お兄ちゃん、過去に囚われたままじゃいけないよ?」
手厳しい綾乃の一言がグサリと胸に突き刺さる
ギロリと二人を睨み付けると
軽く悲鳴をあげながら部屋を出ていった
…俺は…恋なんか出来ねぇよ…
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