サクラが散る頃には、

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「お母さん!どーしてカナはみんなと違うの?」 母「それはね、カナだけに神様がくれたプレゼントなの!」 「そーなの!?   わぁ、嬉しいな!」 母「ふふふっ」 お母さん、神様がくれたプレゼントなんかじゃないよ。 私はこんな能力要らない。 要らない………よ…? 神様がくれたプレゼントだったらこんなつらい思いは、しないでしょ? 母「あんたが居るから!だからっ、だからっ……!」          ギリッ  「お母さん!カナは何もしてないよ! 何も、何もしてない!!」 母「いいえっ!あなたはしたわ! あなたはその化け物みたいな能力で皆を不幸にさせたの! 私も!お父さんも!佑真くんも!」 「ゆまにも!お母さんにも!お父さんにも! カナは何もしてない!」 母「あなたが居るだけで私達は不幸になった! 疫病神!化け物! アナタなんて、     生まなきゃよかった!」 「!!?…………」 私は死んでもイイから、忘れてもイイから、、、 泣かないでよ………… 笑って…………よ………………
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