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生温い風が頬の横をすり抜けていく、
『ハッ ハッ ハッ ハッ …………』
もうどのくらい走ったかだろうか、どれだけ走っても胸のなかの
モヤモヤしたものが無くなってく
れる気がしない
目的地について俺は脚を休めて芝生に転がった、心臓の音が頭に響く
『ハァーハァーハァー…………』
ここは、この町のなかでも一番のお気に入りの景色がある場だ。
何かあったときは必ずここに来て
気が晴れるまでここにいてよくあいつらと遅くまで教師の悪口やら恋話など些細で、
どうでもよくってくだらないことを話続けたことを思い出す。
どうでもいい時間が今となってはとても大事な宝物に思える
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