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渋々蜜柑を持ち歩き出したゼロス。
すぐに次の宝箱を発見した。
「今度はまともなモンが入ってるんだろうなぁ?」
ゼロスは、宝箱を開けた。
「…」
ゼロスは中身を見た瞬間。
「パタン」
宝箱の蓋を閉めた。
ゼロスは宝箱を見なかったことにした。
そして、その場から立ち去ろうとした。
『待たんかい!!お宝ゲットだろう!!持っていかんかい』
天の声に
「ばかやろー!宝箱の中身はたこ焼きだぞ!!腐ってるかもしれないじゃないか!!」
ゼロスは叫んだ。
『…その時は、諦めろ』
「やってれるかボケ!!」
『とにかくだ、持っていけ!!宝箱の中のお宝はゲットするルールだ』
ゼロスは天を睨み付けたが、諦めてたこ焼きを手に取った。
『ゼロスはたこ焼きをゲットした』
天の声にが粛々とナレーションする。
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