最後まで極道。

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じぃちゃん… 私は、じぃちゃんが入院していた 病院の前を通るたびに、今でも涙がでてしまうんだよm(__)m             平成17年2月21日    じいちゃんは死んでしまった。             私のじいちゃんは、おじいちゃんと呼ばれるような可愛いらしいものではなかった。                  神戸でやくざをしていた、じいちゃん。 めちゃくちゃがたいがよく、めちゃくちゃ喧嘩っぱやく、めちゃくちゃ喧嘩の強い、そしてものすごく怖い、おじいちゃんでした。                     私が小さい時はよく連れていってもらった記憶といえば、ボートや競輪でした。                   ラーメン屋さんにいけば、定員の態度に切れて文句をいったり、でも、そんなじいちゃんに怒られた記憶や、叩かれた記憶はまずなく、とても、カッコイイ☆自慢のおじいちゃんでした。               私が中学生の時、私は、母一人、子一人で、それに甘えて悪い事をゲームのようにしてすごしていた。                     そして、鑑別所、教護院送致となってしまった。           ある日、教護院でいつものようにすごしていると、先生が私の前にやってきて、おじいちゃんがなくなったから、すぐ用意して、二日間だけ外出を許可します。と言われた。                     何が起きたのか、わけがわからなかった。じいちゃんが死んだ?    そんな馬鹿な↓母親が迎えにきて、車にのった。 私が産まれた石川に向かっている途中、母親が言った。                  [嘘だよ…]じいちゃんは生きてるよ。でも、じいちゃんの弟分のみのるあんちゃんが…             それ以上会話はなかった。          みのるあんちゃんとはこれまた怖優しい、めちゃくちゃ可愛がってくれた人だった。まだ若いのに、どうして…             みのるあんちゃんは肝硬変だった。死に顔をみたら真っ黒で、土で作ったミイラの人形みたいだった。                    お通夜の日、とても大きな会場の中の一室で、金色の布団に寝かされた、みのるあんちゃんの横には、じいちゃんがあぐらをかいて座っていた。
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