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はい、てなわけで視点編ですが。
皆さんきっと、大して意識したことがないですよね?
携帯小説のほとんどは一人称視点だってくらいはざっと見れば分かるでしょう。おそらく、ライトノベルなんかもそうなのではないでしょうか?
それゆえに、一人称の良さを活かせていない人が大多数です。ライトノベル作家、というプロですらそういう人がいるでしょう。なぜなら、“分からなくても書けてしまうから”。
しかし前章で軽く話した通り、文章という『システム』の上で描かなくてはならないのが小説である以上、その特性や利点、不利点を理解することは重要です。
そういった意味で、作者の立ち位置、創造世界を見せるポイント、つまり『視点』という小説を書く上で必要不可欠なことに関する理解を深めること。その上で取捨選択し、自分が最も必要とする要素をもった視点をもつことで、より美しく文章で描くことが可能になるはずです。
また、視点の話をする良い機会なので。
書いた自分の作品を見つめ直す。また、他者の作品と見比べる。そのために必要な、作者さん自身の視点の置き方についても、言及していきたいと思います。
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