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さて、次は第三者的視点で自分の作品を見ることについて、少し考えてみましょうか。
例えば、前ページの私の文二つを比べて見てみると。
まず印象として、先に書いた方はあっさり、もう一方は割と緻密(ちみつ)な印象を受けると思います。それはなぜか。
人間っていうのは無意識に、自分の中の知識と比較した、言わば『相対的評価』を持って、物を見ているからです。この場合だと、前者
「昼と夜」という言葉を見ただけでも、自動的に明るいものと暗いものを想起させられるわけです。
では、それらを加味した上で自身の作品を見てみましょう。
書いているシチュエーションと、選んでいる言葉からくる印象はちゃんとマッチしていますか?
同じ印象ばかりで書かず、きちんと場面転換ができていますか?
それは唐突過ぎず、ある程度自然な流れに沿って成り立っていますか?
こういう風に自問自答を繰り返しながら、斜め読みしたり、じっくり見てみたりしてまずは文章の全体像をきちんと把握するようにしましょう。
すると、なんとなく自分の文の特徴というか、クセが分かると思います。あと誤字も減ります。
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