10人が本棚に入れています
本棚に追加
サングラスの司会
「────はい、では準備が出来たようなので…楓で、【堕天使】」
いつものように前奏が流れはじめる。
そして私は無心に歌い出す。
歌に感情をのせるのを怖がるように…
【
…貴方は空虚な私の心に
幸せを教えてくれた
貴方が居るだけで
私はどれ程安らげただろう
私はどれ程幸せだっただろう
だけど…
世界が貴方に嫉妬した
世界が貴方を拒絶した
世界が貴方を殺した
私が貴方を愛したせい?
ならば私も魂ごと消えましょう
決して私は世界を許さない
………黒く染まった私
世界の神様を殺しても
消えること
できなかった……
私は一人佇む
神殺しの烙印をつけられて………
】
最初のコメントを投稿しよう!