変わってく日々

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教室に戻ると私の席に 優李が座っていた。 「あれ、優李?」 「徠羽!やっと来たぁ! もう、徠羽の家に行ったら もう行ったって言われたから 心配したじゃんかぁ。」 頬をぷくーっと膨らます優李。 「ごめんごめん、携帯探すために早く出たんだよね…あはは。」 自分でも顔が引きつっているのがわかる。 「なら言ってよぉ!」 優李は言う。 いや…携帯無いのに どうやって言うんだ……。 優李に呆れてると 携帯が震えた。 …!? 曖本 悠稀からだった。 『昨日、お前の隣にいた奴。誰』 …わぉ、凄く無感情。 「?」位つければいいのに… もしかして… 優李に気があるのかな。 『親友の優李です。』 かいたあと送信した。 今さっきまで私の席にいた優李がいない。 優李をさがしてキョロキョロ してると、教室の前で手招きしていた。 すぐに優李のもとへ行く。 優李の顔が無表情で感情が 読み取れない。 「ゆ…うい?」 名前を呼んでみた。 優李はハッとしたあと、 「またあとでね?」と手を振って 自分の教室へ戻っていった。 何だったんだろ…? 優李、どうかしたのかな…。 そんな事を考えながら 自分の席へ戻っていった。
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