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放課後、優李は図書室に行くと
言ってたから先に帰る事にした。
……はぁぁ。
自然と漏れるため息。
何でこんな疲れんだろ。
いつもはもっと
元気なんだけどな…。
そんな事を思っていたら
ゆっくり歩いてた筈なのに
最早、家。
「ただいまー…。」
「おかえりぃ。」
リビングからそう言ったのは姉。
両親を亡くしている私達は
二人暮らしをしている。
姉は大学生でアルバイトもしている。
いつもと違う格好をしているから、これから行くのだろう。
「お姉、バイト?」
「うん。あっご飯作ったからね!」姉は慌ただしくしながらも
にこやかに言う。
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