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「じゃ、行ってくる!」
姉は急いで、家を出ていった。
…はぁあ。
ため息が漏れる。
慣れてはいるけど、
一人はさすがに寂しい。
食卓へ向かい椅子に座る。
「いただきます…。」
そう呟いたあと、姉の作った肉じゃがのじゃがいもを口にいれる。
「おいし…。」
姉の料理は優しい味がする。
…はぁあ。
美味しいはずなのにため息が出てしまう。
何のため息なんだか…。
ご飯も食べ終え、食器洗いを済ませてから、自分の部屋へ戻った。
「あれ?誰かからメール…?」
携帯を開いて確認してみる。
曖本 悠稀だった。
『お前さ、日曜空いてるか。』
お前って…。
私の名前呼んでくれたの
1回だけかよ。
しかも「?」じゃなく「。」かよ。
『空いてる。』
ツッコミをいれながらも
返信した。
♪~♪~♪
「早っ!?」
一分もしないうちに返事がきた。
『じゃー日曜、10時に学校集合』
えぇ…なにそれー。
何なんだ何のようだ!!
聞こうと思ったがやめといた。
『りょかーい( ̄▽ ̄)ゞ』
それだけかいて返信した。
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