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「―…??徠羽(くるは)!」
「〇※*×#!!」
優李(ゆい)が口元をゆるませる。
「何言ってんのかわかんないし!あはははははっ!!」
笑いを堪えきれず爆笑する優李。
優李とは小学からの友達で
仲が良い。
すらっとしていて、整った顔をしている。まるでモデルだ。
「ごめん!ぼーっとしてたもんだから…。」
「あははは、いいよいいよ!
徠羽らしくてウチは好きだよ!」
優李が微笑む。
「さんきゅっ!」
私も微笑むんだ。
色々話していたら
チャイムが鳴った。
優李が残念そうにする。
「ありゃー。鳴っちゃったぁ。
また後で話そうね!」
優李は笑顔で自分の教室へ
戻っていった。
手を振って見送る。
頬杖をついてぼーっとしていると、誰かが話し掛けてきた。
「よーしーだーさんっ♪」
振り返るとそこにいたのは
啝那(かな)だった。
啝那はいつも笑顔で
皆の人気者だ。
「あっ啝那!いい加減その呼び方やめよーっ!」
「えー?じゃあなんて呼べばいいのっ?」
啝那は首をかしげて聞いた。
「徠羽でいいよっ。」
微笑んでいった。
「じゃあ徠羽ちゃん!」
「だから…まっいいか!」
啝那の目が輝いた。
「やった♪」
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