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今までに感じたことのない恐怖が 心の内に広がって 身動きの取れない消耗が激しく 息付く間も身を削る思いが 全ての思考を支配する 相反して 今までに感じたことのない程の 無関心 無感動もまた 同じように広がっている 思いの外 必死で傷付きたくないと 言わんばかりの拒否反応と 何も感じない重苦しさと 暗がりで埋もれていたい 無変動を望む自分に 少なからず戸惑いを抱えているのは 他の誰でもない自分だ
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