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「はい、一応出来たけど…
あんまり肩動かすと痛むかもしらんから…」
後ろから優しく声をかけてきてくれて顔を覗き込まれて不覚にもドキッとした
「こりゃ、当分レンジャーから外されるかもなあ…」
「え!?」
「肩怪我してたら何も出来んやん」
そんな…
「とりあえず服着たら?」
肩が痛いからって着せてもらう
もう帰ったら?とか言われてるけど帰りたくなくて、丸之内の服の裾を掴む
丸之内はそんなの気にせず服を着せてくれた
「はい出来た」
不意に顔を上げたら彼の顔が目の前にあった
すると頬に手をあてられ顔が近づいてくる
まさか…
「2人ともー、三枝さんが呼んでんでー」
折角、丸之内にキスされるかもって思たのに安原が来てムードぶち壊し
「何してるん?」
なにが何してるん?や!
空気読めアホチンパンジー!!
そうやって悔しがってる俺とは真逆に、丸之内は平然とした態度をとって誤魔化している
「ほら行こ」
丸之内が俺の二の腕を掴んで立たせてくれた
そこまで過保護にならんでもええのに…
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