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翌日、いつものようにヒーロー協会に行きトレーニングしようとしていた
でも今日はやる気が起きなかった
記念のシルバー(親父)の件が1番やる気の妨げをしていた
それにプラスアルファするかのように大川と安原のこと、薫に言われた"相手"をこのメンバーの中から、と考えると完全にやる気なんか起きるわけがなかった
「横峯、自分よく皆にちゃんとトレーニングせえって言うてるくせに今日はどうしたん?ずっと手ぇ止まってるやん」
錦野に言われやっと我に返った
「すんません、ちょっと考え事してて…」
ちゃんとやろうとダンベルを持ち上げた次の瞬間
しっかりと力が入ってなかったせいか手からダンベルが滑り俺の肩に直撃した
さすがにそれは大きな音がする
皆驚いて俺のほうを見た
そんな俺は低い声で痛いと叫び、座っていた椅子から飛び上がった
その時しっかりと立てずバランスを崩し転びそうになった
そのまま転べば軸足の左足首を捻挫するところやったけど、たまたま傍にいた丸之内が受け止めてくれたおかげでそれは免れた
「大丈夫?」
ありがとう、と言おうとして丸之内を見上げた
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