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これも住み込みで働いていた時のお話。
いつも息子達の友達で毎日賑やかだった。
その中にA君はいた
A君は喋らない
A君は笑わない 話かけても首を振るだけ、しかも、たまに無視しやがる。
仕草だけはナルシストだった。
何故かA君はいつもいた。
そんなA君に慣れた頃、私が出先から部屋に戻ると正座をしたA君の姿が…
私はビックリし、一旦戸を閉めた。
ナルシストのA君が正座をしている。 私は笑いながら戸を開け「どうしたの~」と聞いた。
するとA君は真剣に私にいつ地元に行くのかと、しつこく聞いてきた。私は行かないと答えた。
A君は「じゃあ一緒に旅行に君の地元に行こう!俺は金ねーけど」はぁ…??
私は「なんで彼でもないのに一緒に行かなきゃいけないのよ」
A君「俺は君の彼じゃない!」
なんなんだよ一体😖なんで私の地元にこだわるのか聞いた。待ってました!とばかりに「だってテレビで美人多いから」
…………………💧
アホかっ!!
くだらない理由に呆れた私は部屋を追い出した。
なんて意味不明な人物なんだ💨
私はA君の意味不明さに友達のI君に話をした。I君は当然笑い転げて、A君の日常を教えてくれた。A君は友達の家を転々と泊まり歩いてるらしい。でもA君は自分の家じゃないと眠れないから、友達の家では朝までテレビを付けてる。番組が終わっても、砂嵐やレインボーを朝まで見ていると〓
だったら自分の家で寝ろよ💨
しばらくして全く女っ気のないA君に彼女が出来たと聞いた。私は信じず流してた。
また何日かしてA君が私に「タバコくれん?」とやってきた。A君は髪をかきあげながら煙を吐いた。A君は相変わらず鼻につく💧
また無言…私は何故同じ空間にいるのか不思議になって、そういえば!「彼女出来たんだってね!良かったね!」と言った。
するとA君は「やり飽きた」と一言💧
はっ?「3回やると飽きる」
つーか、初めてだったんでしょーよ💨
「俺は飽きっぽいから」と去っていった。チェリーボーイだったくせに😆
A君は謎だ。
でも、いつもいた
きっとA君みたいな人種には、なかなか出逢えない。
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