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「ホント?ありがとー!」
願いが聞き入れられると、美沙は大げさすぎるほど喜びを露わにした。
「それで、頼みって何だよ。」
俺は喜ぶ美沙とは対照的に、冷めきった声で本題へと話を持ち込んだ。
「えーっとねー。
実は私たち姉妹で勝負をする事になったの。」
「勝負?」
「そう、その勝負に達也に協力してほしいの。」
「その勝負の内容は?」
「うん、料理とかゲームとかで勝負を決めるの。」
「うーむ、その目的は?」
「私たちの中で、誰が一番男心を理解してるかを決めるため。」
「え?」
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