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―まぁ、知ってる子だけど好きになったら仕方ないかもなぁ
「瑠美は、それでどうしたいんだ?別れたい?」
瑠美はタバコに火を付けた。
「考えてる。逢えないし。もう、2ヵ月も…だから」
―飲食店は社員をはじめ上に成ればなるほど休みは取れない。取れても完全な休みは「月1」取れれば良い方だ。
「瑠美、それは解ってて付き合ったんやないんか?」
「解っては、いたつもりだけどね」
瑠美はタバコの煙りをはきながら肩を落とした。
そんな姿を見た洋輔は、瑠美の頭を撫でた。
「携帯では、話せてるかい?」
「話っても、疲れてるって直ぐに切られる。メールは返事さえくれない」
「マジかぁ」
洋輔は瑠美を抱きしめたかった。
理性と本能どちらが勝つかなぁ?
大河は洋輔の幼なじみだ。遊んでいた洋輔を今の仕事を紹介してくれた。
大河の彼女になった瑠美とはヤレない
「大河は良いヤツだぞ。今は新店舗立ち上げやらで、遅くまで頑張ってるから。解ってあげなよ。」
「うん」
洋輔はあご髭を触り頷きビールを飲み干した。
「フライドチキンもあるぞ、ほら〓。」
「洋輔には、甘えれるのなぁ。」
そう、言って洋輔の手を握った。
「バカ。そんなことしたらヤバくなるだろ❗❗ナシ✋ナシ」
焦りながら、洋輔は瑠美の手握り返し言いハナッタ。
「だよね。」
瑠美も精一杯笑った。
「よし❗今日は飲むかぁ瑠美」
「うん。飲もう。洋輔アタシに負けんなよ」
洋輔は瑠美より酒が弱かった。
「はい。よろこんで」
案の定先に酔いつぶれたのは洋輔だった。
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