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「んーっ!よし!...やっぱ体伸ばすと気持ちいいな...それじゃ、ギルドに行くとしますか!!」
念願の、そしてこれからは生計をたてる要になるだろうギルドへ!
ザワザワザワザワ...
がやがやがやがや...
門をくぐった先には、活気のいい町並みが広がっていた。
行商人が押し売りをし、りんごを盗む悪ガキいて......
.........これって日本だと法律的にだめだよな?
まぁ関係ないか。
「なんかなー...さっきのガキ見たらりんご食べたくなってきた。」
思い立ったら即行d.........出来る限り、即行動派の俺は先ほど悪ガキがりんごを盗んだ店へ向かった。
店に着くと、夫婦であろうおばさんとおじさんがりんごを盗まれたことについて(推測)愚痴っていた。
「ほんっとにもう!...まぁ、仕方ないのかねぇ...」
訂正、おばさんだけ愚痴っていた。
...そしておばさん、それはたぶん仕方なくはないぞ。
「すみません...りんごを5つほど欲しいのですが...」
とりあえず俺はお腹が空いているので、さっさと頼んで、お金を出すために、いつもお金とかを入れているポケットに手を...い...れ......
あ、金ない。
「ほれ!銀30だよ」
あ、やべ...
「...えと...すみません!!!お金ありません...すみませんが返品で......」
微妙に街ゆく人がチラチラとこちらを見ている気がする...。
超絶恥ずかしい......
そんな俺の心境をまるで読みとったかのように、おばさんは、
「はぁ...別にいいよ。持ってきな!!」
とりんごを入れた袋を投げてくださった...
...って え?
「ほんとにいいんですか!!?」
横でおじさんが超睨んでるんですけど!!?
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