144人が本棚に入れています
本棚に追加
...駄目だ。これだけは考えてはいけない。
そう、
俺はいつも通りバカらしく生きなければ。
ーー情けないな、思い出に、トラウマに、縋らなければ、生きていく自信すらないなんて。
「だあ!やめだ!シリアスとか......ってまたシリアルになるな!!いやシリアスになるな!シリアルにはなりたくねえ!!」
...ぷっはぁぁあ、はぁ、はぁ...
疲れた、しごく疲れた。
癒しがほしい......苺イチゴいちご苺苺いちごイチゴ...
ドサドサドサッポトッ......
.........え?
突然何か赤い物体が大量に落ちてきたー
それはまるで元の世界で俺が親友といい愛してやまなかった、みずみずしく、甘く、しかしほどよい酸味が食べた瞬間に、いや目の前にあるだけでも癒しを与えてくれる、可愛らしいフォルムの、
「.........、苺......?」
最初のコメントを投稿しよう!