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私は身体を起こして
ベッドを降りた。
真っ白なテーブルの上に
一枚の紙が置いてあった
[090-****-****
____@___]
電話番号とメールアドレスだけ書いてある紙
私は紙を手帳に挟んで鞄を肩に掛けて
保健室をでた。
半年…
私の身体は病魔におかされている
私はあと一週間で声が出なくなる。
私はあと三週間で手が動かなくなる。
私はあと二ヶ月で足が動かなくなる。
私はあと五ヶ月で寝たきりになる。
そしてただただ、死を待つ。
だからもぅいい。
蹴られても、殴られても、悪口を言われても
無視されても、友達、彼氏ができなくても良い
どうせ…死ぬから。
そんな事を思いながら帰宅する
渚:「ただいま…」
シーー……ン。
誰もいない。
制服を脱ぎ泥を落とし洗濯する。
服を着替え近くのスーパーヘでかける
今日の晩ご飯何にしよう
カレーでいいや。
私はジャガイモを取ろうとしたら
誰かと手が重なった
渚:「す…すいません…」
?:『いえ…こちらこそ』
あ…
この声
振り返ったらその人は居なかった
渚:「?」
私は疑問に思いながら他の材料も買い
スーパーを出た
あの人確かに居たよね……
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