金の瞳

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「じゃあ、席は何処がいいですか?」 「あそこ」 窓際の1番後ろを指す。 すると優雅は窓際1番後ろまで歩いていき、 「桂木、おまえ他の席行けよ」 「あ?」 そこには、金髪の怖いおにーさんが座っていた。 あたしは、ポケットから林檎味の飴玉を取り出し、口に含みながら優雅の横に、 金髪おにーさんの横にたつ。 必然的におにーさんを見下ろす形になるわけで。 あたしが何をしようとしているのか分かった優雅は、教卓へ戻って行った。
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