第一章:食堂ファイト

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ブースターの勢いのまま、校庭へと突き進んだ俺とライノタックラー。 だが、俺の攻勢はそこまでだったライノタックラーは倒れない。 ガシッ!! 「うがぁっ!!」 ・・・・・・甘かった、奴は俺の左腕を掴むと怒り狂い角の突いた膝蹴りを 俺の腹に三連続で叩き込んだ。 「がはっ!!げほっ!!ぶほっ!!」 コンバットメタルのおかげで貫通はしていないが、衝撃は腹から全身へと広がる俺は痛みに吐いた。 そして、コンバットメタルのエネルギーが切れ俺は生身に戻り奴に投げ飛ばされて地面に打ち付けられる。 「俺にタックルをするとはいい度胸だ、死ねいっ!!」 自身の油断から不意打ちを受けた事に怒り、奴は俺にゆっくりと向かって来る・・・・・・嬲り殺す為に。 『待てぇいっ!!』 何処からか大声が響く、俺は振り向けないが知った声だ。 「何者だぁっ!!」 ライノタックラーが、声の主に向い叫ぶ。 「・・・・・・俺の生徒に手出しはさせん、銀河特捜ボイジャー参上っ!!」 ・・・・・・銀河特捜ボイジャー、それは俺のクラスの担任の豪快寺・鎧(ごうかいじ・がい)教官だ。 「・・・・・・ボイジャーだとっ!!くそっ、割に合わん撤退だっ!!」 ・・・・・・ライノタックラーの捨て台詞を聞いた後、俺は意識を失った。
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