第四章:悪の事情

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宇宙海賊ゾクアーク、宇宙のあちこちを荒らし回り侵略や略奪、奴隷売買に兵器の密売に犯罪組織への戦力提供と幅広い悪事を 行う宇宙のならず者達。 その為、銀河特捜だけでなく地球を含む星々の警察や軍隊だけでなく賞金稼ぎにヒーロー達と敵対している。 特にヒーロー達が組織的な抵抗を行っている地球では、利益を得られていない。 特に地球において激しく敵対しているのが、地球に逃れたゾクアークの被害者によるヒーロー戦隊『颯爽戦隊ソウカイジャー』である。 角の生えた兜を被った、緑の肌をした巨漢。 ゾクアークの首領である大船長・ゲビー(だいせんちょう・げびー)が、中央の特等席から 裁判闘技場のリングを見下ろす。 ゲビーの左隣に寄り添うのは、ダークエルフに似た妖艶な美女副長・カーリー(ふくちょう・かーりー)。 ラッパの音が鳴り響き、闘技場の東側の被告入り口から出てきたのは全身を黒いコンバットメタルに包んだ男 裏切りの・キラー(うらぎりの・きらー)が弁護人として、鎖に繋がれたライノタックラーを連れて現れる。 反対の西側、原告で入り口からはタコの頭をした白衣の男ドクター・オクトパ(どくたー・おくとぱ)が処刑人役の怪人 左手にアサリ型のアタッチメントを着けた豹人間アサリジャガーを引き連れて登場する。 「これより、決闘裁判を開始するっ!!」 カーリーが闘技場の中央に降りて宣言する。 「まずは被告側から、弁護の理由を述べよっ!!」 とカーリーが、右腕でキラーを指す。
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