第四章:悪の事情

3/5
前へ
/50ページ
次へ
「銀河特別警察付属高等学校の襲撃失敗と撤退は、当然の判断だ見習いだけならまだしもボイジャーが現れたなら致し方あるまいっ!!」 キラーが叫ぶ、裏切りのキラー・その名の通りかつては銀河特捜マーキュリーとしてボイジャーの相棒を務めていたがボイジャーを 裏切りゾクアークへ寝返った悪の戦士だ。 「原告側、述べなさいっ!!」 カーリーが左腕でドクター・オクトパを指す、ドクター・オクトパ船医であり技術者であり科学者。 生体実験を好み怪人開発も手がける、マッドサイエンティスト。 「ライノタックラーの性能なら、見習いのガキどもなぞ皆殺しに出来たはずっ!!その見習いに不覚を取り逃げ帰るのは敵前逃亡だっ!!」 ドクターが叫ぶ。 「双方の言い分はわかった、これより決闘裁判を行い勝者の言い分を正義とするっ!!」 大船長・ゲビーが立ち上がり叫ぶと、ドクターとキラーとカーリーの三幹部は客席へと瞬間移動する。 「ノロマのサイ野郎!!お前を処刑してやるっ!!」 と叫んだのはアサリジャガー、ライノタックラーを狙いアサリ型アタッチメントから溶解液を放つ!! ・・・・・・ビュルルルッ!! 貝が開き、銃口から紫色の液体が噴出しライノタックラーを襲うっ!! だが、ライノタックラーは動かず、鼻の角を赤く光らせビームを撃つ!! ビームの熱が溶解液を蒸発させ、アサリジャガーのアタッチメントを貫き爆発させる。 「うぎゃあっ!!・・・・・・お、俺のアサリがぁぁっ!!」 アサリジャガーが、怒りに我を忘れてライノタックラーへと突っ込む。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加