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・・・・・・食事、それは命を繋ぐ大切な儀式。
神社でも新嘗祭とかやるように古来から食事は、命を奪い生きる力を得る儀式魔術。
食堂とは、その儀式魔術を執り行う神殿・・・・・・と言うのは大げさだが俺はミハエルと共に寮の学食へとやって来た。
食堂は、男子寮と女子寮の繋ぐフロアに建てられているので我が校の男女の交流の場の一つとなっている。
30人学級の教室二つ分の広さで、朝7時から深夜0時まで営業している。
営業時間が過ぎても、設置してある自販機などは24時間稼動し利用できる。
味も美味しく値段も手ごろで、学生には給料からの天引きもあり幅広いニーズに対応しているのが自慢だ。
周囲を見回すと今日は、利用している人数は10人ほどで余裕で俺達は席を取れたのだった。
「・・・・・・は~、腹減った。 ミハエル、学生証渡すから食券俺のも買ってきてミハエルの分も払って良いから。」
と言って、席に着いてだるくなった俺はミハエルに自分の学生証を渡す俺たちの学生証は身分証以外にも財布の機能も持つが
通貨は地球の物ではない為学園と宇宙以外では使えない。
「うん、良いよ♪カレー~にラーメン、ハンバーグ~♪」
ショタッ子エルフが券売機に向かうのを俺は見送る、相棒が食券を買って来たら取りに並ぼうそれまで体力を温存せねば。
「やっほ~、ばんちゃん元気~♪」
・・・・・・突然、可愛らしい女子の声が聞こえて来た。
「元気じゃない、腹が減っている。」
俺はその声に応える、声の主は金髪ポニーテールで胸の大きい両目の下にそばかすのある白人の美少女だった。
名前はドロシー・ガーンズバック、同級生の女子生徒だピンクのラインが入った制服を着たアメリカ人で特撮番組を見て留学してきたらしい。
「猿っぽい顔が、落ち込んでるぞ~♪」
俺の対面に座った彼女はフランクな性格か、俺の気にしている事を言う。
本人は俺に友好的に接してくれているので、俺も嫌いではないが何か残念に感じる。
「人類は猿の仲間だ、ほっといてくれ。」
俺の顔は猿顔と呼ばれるタイプだが、容姿が悪いわけではないと心の中で言い切る。
「いじけない、いじけない♪」
と彼女は言うが、これはいじめではないだろうか?
「じゃっく~ん、ご飯買ってきたよ~♪」
・・・・・・ああ、援軍が来たようだ。
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