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そんな時、後ろから声をかけられた。
背が高くて、日焼けしていて。
見上げるほどの身長。
逆光で少し眩しそうにしてる
切れ長で綺麗な目。
突然で、
ビックリして見上げる私の顔を見ると
クスッと笑って
前へ進んで振り返り
もう一度
『おいで。』
って手招きしてくれて。
でも、
向こうの方で
『お~い。翔。遅いぞ~~』
と声掛けられ
もう一度私の方を向くと
『先、行くよ』って笑顔で言い残し
爽やかに去って行った。
過ぎ去った柔らかい風から
ちょっと甘い大人の香りがした。
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