3人目

3/6
13人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
―――………… ――――…………… 先生が近くの待合室に連れてきてくれてガムとマックの詳しい病状を話してくれた ガムもマックも鉄材や地面などといった堅いもので後頭部を打ってるため脳への損傷が大きい ただガムはその際出来た傷からの出血が多く輸血してもぎりぎりやったらしい やから目覚ましてもしばらく入院する必要があるみたいや… マックも落ちた時に出来た傷から出血はしたもののガム程ではなかったらしい ただ、地面にぶつかった時の衝撃で脳へのダメージが大きく、回復に時間がかかりそうやって… JA「あ、ジョ‥やなくて中村!」 JO「!」 顔を上げたらジャッキーがいた エースも隣にいる JA「トッ‥やなくて睛見んかった?」 俺は首を横に振った JA「そっかぁ…」 エ「ちょぉ遅ない?」 JA「何してんのやろ、事情聴取ってそない時間かかるん?」 エ「知らんわ、俺に聞かんでよ」 2人の会話なんて全く耳に入ってこない ガムとマックのことが心配でそればっかり考えてまう JA「てか中村、お前どうしてん」 ジャッキーが俺の様子に気付いて声をかけてくれた JO「…二人とも結構重症で もうしばらく入院する必要があるみたいやねん…」 ジャッキー達が不思議がったから先生が詳しく説明してくれた JAエ「「…」」 「…あのー、非常に気になっているのですが…」 JAエJO「「「?」」」 「櫻井さんや錫宮さんは何の仕事をされてるのですか…?」 JO「…!」 「こんなに病院送りになるような…どんな仕事をされてるのですか?」 JA「始末屋です」 JO「‥!」 ジャッキーがあまりにもあっさりと答えるから、先生やなくて俺が驚いた JA「暴力団の抹消やったり、都市伝説追っかけたり…と危険な仕事でも引き受けて依頼をこなす始末屋ですよ」 ジャッキーはよいしょ、と言って先生の反対側に座った JA「なるべく病院送りにはしたないんですけどねw どうも諒みたいに頭のキレる奴とか優希みたいに強い奴は狙われるんですよ」
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!