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―ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
アラーム音が響く。
かちっ―
三女である柑菜がそれを止めた。
「あー、もー毎朝うるさぁい…」
目を擦りながら、時間を確認しようとアラームを止めた時計を見る。
７時４５分―
針がそうさしていた。
「え、えぇぇぇっ!?」
朝から大絶叫が響いた。
その声で目を覚ましたのは
次女 唯。
「んだよ、るっさいなぁ…今何時ぃ？」
１人であたふたしている柑菜を唯は若干引き目でみる。
「ヤバイよっ!!７時４５分だよっ!!遅刻だよぉっ!!」
それにたいして唯は冷静に
「うるさい」
と返した。
「だって、ヤバイよ!!遅刻だよぉっ!?」
「うそ、マジでっ!?」
唯も慌て初め、寝ていた長女と四女と叩き起こす。
「いたっ!!」
叩かれた、長女 未来はブツブツと言いながら起きた。
「みらいん、やばいよ!!遅刻!!」
「えっっ!?やっばぁぁ!!」
唯は続いて、いまだ起きない四女 夢愛を叩く。
「いったぁ…もぅ!!唯姉ちゃんなにすんのっ!!」
熟睡中のところを邪魔された夢愛は涙目で唯を見上げる。
「遅刻!!文句言ってないで起きるっ!!」
「唯姉ちゃんが叩いたのがいけないんじゃん!!」
ケンカになりそうだった二人を制服に着替え終えた未来が止める。
「ケンカしてる場合じゃないんだから!!早く準備しないと間に合わないよ!!」
二人は準備することに集中し、制服に着替えはじめた。
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