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「ジグ!!何をしている!?」
怒りに震える魔法使いたち。
それに対し、炎竜の背からジグが怒鳴った。
「あの野郎が勝ったんだろ!?なら、俺の役目ももう終わりだ!!俺も自由にさせてもらうぜ!!」
自由奔放な気質の彼は、魔法使いの住まう地から離れて本当に自由になろうと画策していた。
だが、それは掟から外れる許されざることだった。
一度賢者の地位まで登り詰めた者は、無責任にその地位と責務を投げ出すことは許されない。
だが、ジグは怒号と制止を振り切って、空の彼方へ消えた。
それから数か月後ーーー
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