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「ヤッホー、お待ちかねの物を持ってきたよ」
そう言い日向子に大きな袋を渡した。
日向子はそれを受けとると急いで家の中に戻っていった。
それと入れ替わりで刹那が玄関へと行った。
「おう、アヤ。わざわざありがとな。上がってくか？」
刹那は素直に礼を言った。
「ううん。今日は帰るよ、明日は朝からゲームだからね。せっちゃんとゲーム出来るなんて嬉しいよ」
彩音は長い黒のポニーテールを揺らし踵を返した。
じゃぁまた明日ね、と颯爽と玄関から飛び出していった。
刹那も彩音が帰ったため扉を閉め家の中へと戻った。
「ひなの奴は何してんだ？」
リビングに行くがいないため、とりあえず《Dream Life Online》の情報を調べるために自分の部屋へと向かった。
自分の部屋に入ると―――日向子が刹那のパソコンを弄っていた。
「おい、ひな……何してんだ？」
刹那はとりあえず日向子に聞いてみた。
「あーお兄ちゃん遅いよ。もうアバター完成しちゃったよ？」
刹那がパソコンを覗くと画面にはまんま刹那が写っていた。
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