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朝、そう、僕は部屋の中の暖かさと同時に眩しい事からそう認識した。 昨夜学校の提出物に追われ、結局三時までかかってしまったからなのかいつも以上に身体が怠い。 「眠い」 一言呟き身体を起こした。朝食としてパンとコーヒーを用意してテーブルに座る。 同時にテレビのリモコンを握り電源を点けると、丁度ニュース番組に当たっていた。 『昨夜、また新しく胸を一突きされ死んでいる遺体が発見されました。 地域住民によると、その時は……』 それ以上聞かずにチャンネルを変える。所詮僕には何も関係ない事だ。考えるだけ無駄、そう思い思考を断絶した。
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