早速ですが、なんかピンチ!

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「ンなわけあるか」  ―――え?  いま、声、どこから、聞こえたの?  何も考えずに思わず身体が反応して、私はとっさに木の幹の裏に隠れる。  この森の中じゃどこが裏で表かなんてわからないけど、でも、とりあえず隠れなきゃ……!って、思ったんだけど。 「残念でした」  その瞬間、ポン、と肩を叩かれて。 「ひぁああああああああああ!!!!!!」  森中に響き渡るんじゃないかと思うような声が、口から飛び出した。 .
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