早速ですが、なんかピンチ!

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 ドレンの人達はその木を“ご神木”って呼んで、とても大事にしているんだ。  もうずっと前だけどご神木の根本までは行ったことがあって、そこからもう一方に伸びる道を進めば、多分、隣町に行けると思う。多分ね。  予想だとそろそろ着いている頃合なのに、まだそこまで歩いていないのかなぁ。  木々が邪魔をして一段と高いご神木をここから見ることさえできないし、信じて進むしかない、よね。  どんなに遅くても、日が暮れるまでには森を抜けなくちゃ。  だけど、それにしても、風が心地よくて、おひさまがちょっとだけ当たって、ぽかぽかして気持ちいい……なぁ……。  …………眠たく、なって……きちゃいそ………………。 ――― ―― … .
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