妖精まぁくんでし

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ポリポリ。 バリッ。 くちゃくちゃ。 何やら耳障りな音で、天藍乃空は目を覚ました。 「なんの音だ?」 目を覚まし室内を見ると、そこには昨夜見た変な生き物がお菓子を食べ…食い散らしていた。 「おい…」 まぁくんは天藍乃空を見て 「おはようでし。この部屋にはロクな食べ物が無いでし」 バリバリ。 ゴーフレットを食べる。 「そのゴーフレットはどうした」 「あっ、これでしか?ぽっくん達妖精は、好きなモノを取り寄せれるでし」 「へぇ、どうやって」 まぁくんは、ニヤリと笑うと 「人間には教えれないでし」 とにまにま笑った。 部屋には無数の食べかすと、お菓子の袋が散らかっている。 「で…何故、此処で食べているのですか」 天藍乃空は、顔を引き吊らせながら聞いた。 「ぽっくん、此処を人間界の拠点にするでし。で可愛い子ちゃんを探すでし」 「おい!」 「なんでし」 ポロポロと口からお菓子がこぼれ落ちる。 「勝手に人の部屋に住み着くな!!」 怒る天藍乃空に、人差し指を立て 「ちっちっち。心の狭い男でし。そんな事じゃ女の子にモテないでし」 ぶちっ。 「余計なお世話だぁー」 床に座りお菓子を食べるまぁくんを天藍乃空は思い切り蹴飛ばした。 べちゃ。 ドスン。 まぁくんは天井にぶち当たり、ヒューンと床に落ちた。
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