5.死ねなかった

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『それ』は、まだ生きていた! (死ねなかったんだ…私) ホッとするのでも、ガッカリするのでもなく (これから植物人間的に生きるのかな?) なんて、やっぱり他人事のようにしか考えられなかったけど。 ただ『それ』の中には、もう『私』の魂みたいな物は入ってないんだろうなって、感覚的には理解出来た。 だって思考する『私』の『魂』みたいな物なら、今ここにあるから。
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