5.死ねなかった

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『それ』は生命維持装置?みたいのに繋がれ、担架に乗せられて、救急車へと運ばれて行く。 母が同乗し、父と妹は父の車で後を追うようだ。 残された『私』は、この後どうすれば良いのか、今になって突然不安になった。 てゆーか結局『私』は誰なんだろう? 私の思考は『現実』に引き戻された。 沸き起こる不安。 その時、唐突に耳元に声が届いた。 「ミクちゃんの知り合いだったの?」
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