目が覚めたのは公園でした

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それからというものの、昨日の出来事一昨日の出来事、さらに自分の素性まで振り返ってみてはいるのだが、思い出せたのは何もない。 家族、友人や恋人(いたかは分からない)、自分の名前さえも忘れてしまっているようだ。 まわりの景色で何か思い出さないか、とは思ったものの、木の葉を落としきった木が俺に今が冬であることを伝えるばかりで、他には何も分からない。 でもまぁ途方にくれるばかりではどうにもならない、と俺はとりあえず公園からでて、周辺を気の向くままに歩くことにしたのであった。
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