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目を開けると太陽が照らしてきた。
「うっ」
手で太陽の光を遮ると。一人の少女が目線に入ってきた。
「大丈夫?」
少女が涙を浮かべて聞いてきた。
俺は、起き上がり言った。
「ハ、ハルカ!!」
少女が驚いたように、
「え、ハルカ?」
「いや、なんでもない」
ハルカは、死んだんだよな。
目も前にいる少女は、どことなくハルカに似てる。
今は、そんなことより。
「こんな砂漠に君みたいな女の子がなんで一人でいるんだ?」
そう聞くと、少女は、
「え~と、あの~、あ!、私は、何か大きい音が聞こえたから、それよりあなたこそ、一体何をしてたの?こんなところで」
「おれは、・・・・・・・。あ!!」
俺は、少女をその場に置き去りにし、辺りを見回した。
「神殿がない!!」
あの一撃で神殿が崩れたのか。それより、アポロは、どこにいるんだ。
神殿の残骸をどかしながら探していると。
「いた!!」
走ってそこに向かうと、アポロが倒れていた。
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