序章

2/3
82人が本棚に入れています
本棚に追加
/73ページ
荒々しい雨の中―――― 『き、貴様、我にこんなことをして、ただで済むと、思うな、』 「うるせえええーー。お前がこんな世界を作るから、グスッ、ハルカが死んだ。」 血がべっとりと付いた剣を持つ男が叫んで言った。 血を大量に出している倒れた男が、 『我が・・世界を・・創造したと言いたいのか・・・馬鹿め。我は・・・その世界とやらを・・作ったものが・・・我らを・・・想像したに・・過ぎない・・・』 その男が驚いて言った。 「お前が世界を作ったんじゃないのか?なら誰がこんな不条理な世界を作ったんだ!」 『フッ、最後に・・教えてやろう。この世界には・・・我と同じ・・神が多く・・存在している。その・・神々を・・創造した神・・・そ・・・の、名は、・・・カ』 そして男は、言葉を言い終える前に死んだ。
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!