第零章

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よし、当たった。 ゲーラスの能力は、老化だ。簡単に言うと体の中を老化させて、動きを鈍らせることができる。だが、これは人間に使った場合だ。神は、人間と違い、完全に老化するわけではない。神には、ある程度(ていど)動きを遅くすることしかできない。 だが、今の俺にはそのくらい時間があれば十分だ。 「行くぜ!!」 アポロの目の前まで瞬時に来てそのまま剣を振り上げた。 『ぐはっ!!』 アポロは、血を吹き地に膝をつけた。 『我は、貴様のような人間には、負けない。だが、我にここまでした人間は初めてだ。それに敬意を評し全力で叩き潰そう!!』 そう言うと、アポロは、右腕を天に上げた。そうすると小さな火の塊ができてそれがどんどん膨れていった。 対して俺は、神の能力を発動させた。    【ゼウス】発動。 ゼロの体を雷が走った。 そして、雷で槍を作り出し、そして、雷を纏った槍ができた。
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