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「陽菜ー!アイス売り切れてたー!」
優ちゃんが走って戻ってきた。
情けなく眉毛が八の字になってる。
「もう気分じゃないからいいよ。」
「えぇー!今までの苦労はー?」
「それよりも、帰ろ?」
「えっ?あ、そうだね。」
優ちゃんが手を握ってくれた。
いつもならしないけど、握り返してみた。
優ちゃんが驚いた顔で陽菜の方を見た。
「なによ…。」
「いや、だって陽菜が…」
「今日はそうゆう気分なの」
「そうゆう気分なんだー」
ちょっと嬉しそうに笑った優ちゃん。
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