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この二人が望む世界とは。 いつまでも二人で生死の境をさ迷うような、スリリングで高報酬な戦場。 そして、危険な戦場を生き残ってつかの間の休息に味わう美味い酒。もちろん、敗北の二文字の不味い酒なんかは用意していない。する気も無い。 あるのは、勝利の祝杯だけ。 確かにこんなファンタジー世界には、戦いが溢れている。様々な姿、形の敵をバッサバッサと薙ぎ倒していくのは気持ちいい。 でも、なんだか物足りなかった。彼らが強すぎるのも理由にあるだろう。しかし、だからこそ、『死ぬ事が無い』という安全なフィルターの中から操作してるみたいで、戦ってる心地がしない。 だからと言って、人間VS人間の戦を推奨するわけではない。人が傷つく戦いは無い方が良いに決まっている。 でも、そんな戦場が俺たちの生きる場所で、望んだ世界なんだ。 だから、戦い続けるんだ。
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