メアド

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私とあかりは、その真ん中にちょんと立った。後ろで先生が「ちゃんと英語で言うんよ」とボソッと言ってくれたが私は英語が苦手だ。言えるはずがない。バニーちゃんはお弁当を頬張ってるし…あ、箸使えるんだ… 「あ、あの…」  私の声にバニーちゃんは私の方に振り向いた。私は下を向いてしまった。 (やっぱ、似てる…どうしよう…)  ちらっと見たが、バニーちゃんの頬には「何ですか?」って書いてるように見える。私は思い切って 「メアド教えて下さい!」  と日本語で言った。ちなみに、この時のバニーちゃんは日本語話せなくて何のこっちゃなことだ。
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