緋英君の憂鬱

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東名高速。 富士川サービスエリア内。 「俺、朝食、食って無い」 そう言ったのは如月だった。 俺と如月と星夜。 星夜はさっきから不機嫌そうに富士宮やきそば、BⅠグランプリ第一位と謳っている屋台前のベンチに座って、ひたすら時計を気にしている。 仕方なく俺から如月に声を掛ける。 「如月。朝から、焼きそばなんかよく食えるな」 「おう。うめえぞ」
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