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眼下に広がる都会の街並に目を落とし…
紫子はこのまま年月を重ねていくのでございましょうぅかぁ?
などと思ってみたりする。
セントミシェルヴァとお屋敷との往復…
紫子の周りにはいつもお着きの者たちが張り付いている。
生まれた時から何一つ変わっていない。
なにでございますのぉ…?
紫子の胸には鬱血した何かが出口を求めてザワザワとうごめいている。
ほとんど無意識でヘリのドアを開け、ものすごい風を全身に受ける。
次の瞬間…!
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