あれは…夢でございましたのぉ?

30/42

15人が本棚に入れています
本棚に追加
/168ページ
「ー紫子…!!」 自分の名前を呼ぶ懐かしい声! サッと声のする方に目をやる。 そこには見覚えのある姿が… 「ーお・父・様…?」 足元にはジョルジュが尻尾を振ってうれしそうに立っている。 全身の力が抜け、その場にへたり込んでしまった。 ゆっくりとお父様がジョルジュと近づいてくる。 「ー紫子…久しぶりだな」 笑みを浮かべ紫子を見下ろす。 ジョルジュが 「ブブブー…」 と紫子の腕に鼻をこすりつけてきた。 「どうだい…父さんの精鋭部隊は?…(ハハハ)」 そういって自慢そうに腕を組む。
/168ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加