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「ー紫子…!!」
自分の名前を呼ぶ懐かしい声!
サッと声のする方に目をやる。
そこには見覚えのある姿が…
「ーお・父・様…?」
足元にはジョルジュが尻尾を振ってうれしそうに立っている。
全身の力が抜け、その場にへたり込んでしまった。
ゆっくりとお父様がジョルジュと近づいてくる。
「ー紫子…久しぶりだな」
笑みを浮かべ紫子を見下ろす。
ジョルジュが
「ブブブー…」
と紫子の腕に鼻をこすりつけてきた。
「どうだい…父さんの精鋭部隊は?…(ハハハ)」
そういって自慢そうに腕を組む。
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