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「どうだ?…TOSA(天上院家・お抱えスペシャルアーミー)は!…
あっというまにおまえに襲いかかっていた男を確保してしまっただろう!
いやぁ、初出動でこの成果はすばらしい(ハハハハハ)!!」
紫子は我に返り
「ちょっと…お父様ぁ?…
彼をどこへおやりになさいましたのぉ?…」
あたりを見回すが彼の姿はどこにもない。
大男が二人静かに立っているだけである。
紫子は自慢たらたらに話を続ける父親に
「ねえ!…どこにおやりになったのでございますのぉ?!」
と詰め寄った。
父親は
「どうしたのだ?…そんな顔して…
まあ、恐ろしいめにあったのだから仕方がないな…
もう大丈夫だ!
あの男は今頃、ヘリで警察に護送中だろうな…
あぁ!…よしよし怖かったであろう?」
頭をなでる父親は勘違いをしている。
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「つづきはCMの後でございますわよぉ!
お待ちいただきあれぇ~(フフフ)」
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