あれは…夢でございましたのぉ?

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「紫子様!…ご安心を…」 「ぱっと見たところ時計らしきものは見あたりませんことでございますわよぉ!」 紫子はフィギュアの近くに顔を寄せ、あちこちと眺めてみる。 すると、アナウンスが 「それでは?…蹴り上げた右脚の絶対領域にかかったスカートをチラッと上げていただけますか?」 紫子は顔を赤らめ 「そ・そ・そんなと・こ・ろにでございますのぉ?」 紫子は震える指でそっとめくってみた。 紫子が視線をやったその先には… 液晶の画面にデジタル表記で数字が並んでいる。 …もしや?…この先には… 紫子はゆっくりと視線を液晶から左斜め上にずらしていった。 「これは…な・な・なんでございますのぉ?!」
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