天上院雅直彦の苦悩(?)

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何度も繰り出される大熊の攻撃を、軽やかな身のこなしでかわし相手の隙を伺う。 一瞬、大熊は木の根に足をとられバランスを崩した。 空気が歪み、刀を素早く抜き熊の首筋めがけどんよりとした冬空の中を鋼鉄の銀色の光が走る。
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